アーティストの自己肯定感低すぎる問題。

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「アーティストたちの自己肯定感が低すぎじゃないか。。。」

 

ぼくは画家になってまだ1年ちょっとだけど、今まで色んな作品展にも行ってきたし、さまざまなアーティストの活動をチェックしてきた。

 

その時に気付いたのが冒頭の自己肯定感の低さだ。

多くのアーティストが自己肯定感が低く、どこかで「自分なんて」と思っている。

 

アノ岡本太郎も「芸術は、自己愛と自己嫌悪を持ち合わせてないとダメだ」と言っていたし、ぼく自身もある程度の自己肯定感の低さは必要だとおもう。

 

しかし、それがいささか低すぎじゃないかと思ったりする。

特に、顕著に出てるのが作品の値段だ。

 

例えば、アーティストのグッズ販売で定番なのはTシャツだとおもう、そのTシャツを2000円や3000円で販売していたりする。

ぼくからすると、それって安すぎじゃない?と、率直におもうわけです。

 

Tシャツがタダで作れるわけじゃないのは幼稚園児でも分かる事実なわけで、2000円でTシャツを販売していても、そんなにお金が残らないのは明白です。

そして、お金が残らなければアーティスト活動が継続できません。

 

このようにグッズの値段設定にアーティストの自己肯定感の低さが露骨に反映されてしまい、アーティスト自身が自分の首を締めているパターンに陥っていることが多いのです。

 

ぼくは昨年、いくつかのアーティストの作品を購入しました。

その中で、あるアーティストの素敵なキャンバス作品が3000円で販売されていて、それでは安すぎだと思い、自分から上乗せして1万円で購入しました。

また、別のアーティストの素敵なポストカード作品が3000円で販売されていて、これも安いと思い、再び自分から上乗せして5000円で購入しました。(こちらは少し応援の気持ちもありますが)

 

そんな経験から思うに、現代のアーティストたちはもう少し自分に対する自己肯定感を高くして、値段設定も考え直した方がいいんじゃないかとおもうのです。

自己肯定感が低いことを決して悪いと自分はおもいません。

ぼくも自己肯定感低い人間ですから。

しかし、現代のアーティストたちはいささか自己肯定感が低すぎじゃないかと。

 

ぼくは自分含めて、一人でも多くのアーティストがアート活動を気持ちよく継続させられる社会を望んでいます。

そのためには環境設備だけでなく、アーティスト自身の心が変わる必要があると思っています。

 

 

ミヤハヤ