無目的にアートを描く。
アートはモチーフがなんぼだ。
だから、「モチーフが浮かぶまでは自分は画家ではない」とさえ思っている。
それで、描きたいモチーフが浮かんだら、あとはキャンバスに自由に描く。
描く。描く。描く。
ただ無目的に描く。描く。描く。
そしたら、はじめに思い描いたイメージとは全然違うモノになっている。
しかし、それでも構わない。
色をどんどん付け足していく。
すると、「なんだはこれは!」と自分でも想像していなかった芸術と出会う。
その予想外の展開こそ、芸術の面白さだ。
そして、大事なのは単なるめちゃくちゃなのではなく、モチーフがちゃんとあることなんだ。
モチーフがブレなければ、あとはただ無目的に描くことこそが美しい。
あらかじめゴールが決まっているモノなんて芸術じゃない。
描きながら「これでいい」とゴールを決めるのが芸術だ。
そのためには、芸術家は常に無目的でいないといけない。
無目的でないと命が爆発しない。
ぼくはこれからもただ無目的にアートを描き続けようと思う。
ミヤハヤ