服を「寄付する」という選択肢

昔から服が好きで、青春時代はファッションにドップリという人生を送って来ました。

 

服がたくさん溜まれば役目を終えてしまう服も当然存在して、古着屋に売ったことももちろんあります。

しかし、当時から古着屋に服を売ることでお金を頂けるのはとてもありがたいことでしたが、自分の好きだった服たちを知らない人に着られてしまうことに違和感を感じていました。

これは服を過剰に好きだから故かもしれません。

 

そう気付いてからは、服を自ら処分するようになりました。

若さが有り余っていた頃は、服にハサミを入れて刻み、火葬していた時期もあります。笑

 

ですが、自分も32歳になってそれなりに精神的に大人しくなってからは、「自分が着る服としての役目は終えたけど、まだまだ着れる状態だしなー」とまた問題意識が生まれました。

 

それで思い浮かんだアイデアが服を慈善団体に寄付することでした。

ぼくはホームレスの友人もいるし、元々、ビッグイシューというホームレス自立支援を行っている会社に寄付もしつつ、応援していたんです。

それでビッグイシューのホームページを観ると、ホームレスの人たちが着るための衣服を募集している窓口を見つけたんです。

 

思い立ったら吉日ということで、ぼくはすぐにビッグイシューに電話をかけ、翌日に寄付させていただきました。

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ぼくがすごくシックリ来たのが、寄付行為以上に「ホームレスの人たちに服を着てもらえる」という目的の明確さにありました。

自分の好きだった服をどんな人に着てもらえるのかイメージしやすかったし、必要してくれている純度も高そうだったので、納得して寄付することができました。

 

ぼくのようにちょっと変わった性格で古着屋やフリマアプリを利用できずにいて、服の次の利用用途に困っている人は、寄付という選択肢もアリかもしれません。

 

この小さな活動を地道に続けて行こうとおもいます。

 

 

ミヤハヤ