アートに仕事意識を持たないようにしています。

仕事というのは人々のニーズを捉え、その必要性に応えるコトで対価として金銭を得る仕組みだと考えています。

 そういった意味でぼくはアートを仕事と捉えないようにして取り組んでいます。

 

ぼくは自分の中で幾度となく唱えている思想があるのです。

それは「デザインは期待に応えること、アートは期待を裏切ること」。

ぼくがもし人々のニーズを考えたり、「これは売れる!」、「これはウケる!」という思考をして作品を作ったならそれはアートではなく、デザインなのです。

 

アートというのは、アーティスト自身が「描きたい!」と強く願って描くモノであり、そこに他者の目線を入れてはいけません。

そういった意味でアートというのは「自分勝手の極み」の行為だとぼくは考えます。

 

ぼくが尊敬するバスキアもぼくが越えようとしている岡本太郎も世界的アーティストのピカソも、彼らはみな他者の目線を一切入れずに自分の描きたいアートを描いています。

そんな彼らの作品を観て、ぼくは本当に自由だと感動しました。

デザインの魅力とはまた違う恐ろしいほどの魔力がアートにはあるのです。

 

ぼくも彼らのように自由な存在で在りたい。

ぼくはこれからもアートに対して仕事という意識を持たずに自分の描きたいアートを描いて行きます。

そして、結果的にぼくのアートによって誰かの心が動いてくださったら、それが喜びです。

 

最近、描いた新作「Requiem」。

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ミヤハヤ