【明日からとうとう個展】魂を込めて伝えます。

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こんにちは、画家のミヤハヤです。

 

明日からとうとう自分の1周年個展が開催されます。

 

個展は画家にとっては一大イベント、そして、自分の今後の活動を左右するモノにもなります。

そんな重要な時だからこそ、図々しいのは分かっていながら一つだけどうしてもみなさんにお伝えしたいのです。

 

「自分の作品を購入してください。」

 

もちろん、もちろんですよ、気に入らなかったら購入する必要なんて全くありません。

ただ、気に入った作品がもし、ありましたらぜひ購入していただきたいのです。

 

大量生産品が溢れる社会の中で、アートは世界に一つだけのモノ

Apple、ユニクロ、ZOZOをはじめとして、社会は大量生産品で溢れています。

電車でふと隣を見ればiPhoneでゲームをし、その隣もiPhoneをつかってLINEのやり取りをしています。(ぼくもiPhoneを使っています)

このiPhoneのように服はユニクロで揃えている人が数え切れないほどいます。

そして、ZOZOがそのユニクロにこれからどんどん追随してくるでしょう。

 

これらのブランドは世界的であり、製品としても物凄く素晴らしいモノです。

社会から彼らのような大量生産品企業が無くなることはないでしょう。

なぜなら、大量生産品は便利かつコストパフォーマンスが良いからです。

 

しかし、一方でそれらは社会を便利にした余りに「世の中、みんな一緒」という退屈さを生んでしまいました。

どこに行っても代わり映えのない風景を作ってしまったのです。

 

そんな社会だからこそ、「自分だけのモノ」、「一点モノ」といったキーワードが大事になってくるとおもいます

他ならぬ自分自身も「みんなと一緒」というコトに無意識に窮屈さを感じて、服はブランド品を買うことがなくなり、全身を古着の一点モノで揃えるようになりました。

 

そして、そんな古着以上の一点モノが「アート」です。

アート作品は世界に一つしかありません。

また、作った張本人である自分自身も2度と同じアートを作ることができません。

正真正銘のオンリーワンなのです。

 

そんなアートのような「世界に一つの代物」こそがこれから求められてくるモノであり、価値のあるモノだとぼくはおもいます。

 

アートは自分の価値観を示すモノ、日常を豊かにするモノ

ぼくは昔からアートが好きだったわけではありません。

小さい頃は「どうして人は絵なんて買うんだろう?」と疑問に思っていました。

「絵なんてただの紙切れじゃないか」くらいにも感じていました。

 

しかし、それが中学のころからファッションに目覚めて、どんどんとアートに対しての関心が湧いてきたのです。

そして、人によっては「絵の具の塊」にしか見えないようなアートが自分にとっては「美しい」と感じるようになりました。

昔はピカソの作品やゴーギャンの作品の良さが全く分からなかったけれど、ピカソの自画像を観て「なんて自由な発想の持ち主なんだ」と思えたり、ゴーギャンの描く花を観て「なんて鮮やかで刹那的な作品なんだ」と感動できるようになりました。

 

そして、今では「アートは自分の価値観を示すモノ」、「アートは日常を豊かにするモノ」ということが理解できたのです。

 

アートは一期一会の出会い

前回の個展の時に作品を購入してくださったある方は「この作品は私のために生まれてきたように思えてきました」と言って、はじめは作品を購入するつもりではなかったにも関わらず、購入くださいました。

 

このようにアートとは「一期一会の出会い」であり、二度と出会うことはないかもしれません。

なので、自分のインスピレーションを大事にして、「イイな」と思った作品がもしありましたらぜひ作品を購入していただきたいのです。

 

ぼくは画家なので、作品を購入いただくことが生活にも直結します。

しかし、だからといって「欲しくもない作品を買ってほしい」なんて1ミリも思えません。

また、「応援してる」という理由だけで作品を購入されるのも情けのような感じで嫌です。

 

その人が「この作品が好き!」、「欲しい!」と思って作品を買っていただきたい。

アートを購入するなんてことは人生で何度も何度もあることではないとおもうので、「その出会いを大切にしてほしい」とだけ自分はおもうのです。

 

ぼくがドネーション様式で値段を決めてもらう理由

ほとんどのアーティストは5万円だとか10万円と価格を自分で設定しています。

ですが、ぼくは自分で作品の値段を決めておらず、ドネーションという様式を取って、顧客に値段を決めていただいています。

 

それはなぜか?

 

理由は明快で、「その人の状況によって値段の価値は異なるから」です。

例えば、ぼくが作品の値段を10万円と設定していたら、お金に余裕のある大人の方は購入できますが、高校生や大学生は購入をしようと思えないでしょう。

大人にとっての10万円と高校生、大学生にとっての10万円は価値が全く違います。

 

値段を決めてしまうことで「誰かがお金を理由に作品を購入できなくなってしまう」という事態が生まれてしまうのです。

もしかしたら、ぼくの作品を購入してくれた大学生がそれを励みにもっと一生懸命に人生を生きようと思うかもしれません。

そんな機会を奪ってしまうことをぼくはしたくないのです。

 

ちょうど前回の個展で「これは20万円以上でないと譲りたくない」という作品を3万円で大学生に譲りました。

その理由は、その大学生にとっての3万円は「1ヶ月分の生活費」に値するモノだったから。

そして、その大学生はぼくの影響を受けて絵を始めたそうで、彼に作品を譲るコトで彼自身のアート活動の励みになるんじゃないかと強く感じたからです。

 

このように、ぼくは高校生や大学生、経済的に難を抱えた人でも「自分の作品を欲しい」と心から思ってくれた人や自分の作品を譲ることで何かのプラスになりそうな人にも対応をできるようにドネーションという様式を取っています。

 

こういう伝え方をすると、ぼくはすごく清貧のように捉えられてしまうのですが。

そうではなく、経済的に余裕のある方には逆にもっと高い評価をいただきたいです。

自分も50万円や100万円といった金額で作品を評価してもらいたいという気持ちは強いので。

 

ぼくがドネーション様式を行っている一番の理由は、経済的な問題や現在の立場、状況に関係なく「自分の作品がたくさんの人たちに行き渡ってほしい」という心があるからです。

 

1人でも多くの人に自分の作品を飾っていただきたいです。もちろん、アートブランドのご購入もすごく嬉しいです!

最後に、魂を込めて伝えます。

今回の個展で1人でも多くの人に自分の作品を購入していただき、ぜひ飾っていただきたいです。

 

もちろん、作品でなく自分のアートブランド「Anne」の服やステッカーを購入いただくのも物凄く嬉しいです。

また、経済的に難しい方は自分の作品を生で観て絵の感想を教えてくださるだけでも全く嬉しいです。

 

ただ、「イイ!」と思ったモノがありましたら、作品やアートブランドをぜひご購入いただけたらと思います。

みなさんのその後押しが自分のアート活動の加速にもつながりますので。

 

明日から個展だというのに、図々しいことをブログに書いてしまいごめんなさい。

「作品を購入してほしい」というのが全面に出たブログになってしまいましたが、応援くださってるみなさんに「自分の作品や変化を観てほしい」という気持ちはものすごく強く持っていますので。

 

明日からの個展にご来展いただけたら嬉しいです。

ぜひ、お話しましょう!

 

個展の時間や場所はこちらのブログでチェックください!

ミヤモリハヤト1周年個展を開催します!

 

今から最終準備にとりかかります!

 

では、みなさん個展でお会いしましょう!

 

それでは!